当流派は特に変通星を重んじます。年柱は祖父母や先祖をも意味しますが、年柱にどのような変通星が出ているかによって、どんな先祖が居たかを考えてみたいと思います。(年柱に出る変通星は同じ家庭に生まれた兄弟であっても個人個人違ってきます。相対する先祖がそれぞれ違ってくると考えると良いでしょう。)
十二運の強弱によっても吉凶の割合が違ってきますが、単純に変通星だけで考えてみたいと思います。
比肩、劫財(敗財)は凶星と言われています。先祖に生死別、父親と不仲、孤独、試練、頑固、わがまま、自己中心等が多いと思われます。
食神は吉星と言われていますが、愛嬌がよく人気があり衣食住に恵まれた先祖が居たか、凶の面は色情、欲望が強いなどです。
傷官は凶星ですが、怪我や事故、短命で亡くなった先祖や、刀を持った侍かもしれません。技術者や手に職を持った先祖の可能性も有ります。霊的直感力のある先祖など。
偏財は吉星ですが、商売人が多いでしょう。現実的で精神性が薄いかも知れません。凶面は享楽主義者、妾等が多い等考えられます。
正財は吉星です。広大な土地や家に恵まれた先祖。良妻賢母が多いなど。十二運が休囚しているとあまり恵まれなかったか、けちな先祖が居るかも知れません。
偏官は凶星ですが、武官、軍人、侍等。
正官は吉星で折り目正しい官職、文官やお役人等の先祖で名門が多いでしょう。
偏印は凶星なので病気がちな先祖が多いかも知れませんが、信心や供養に熱心な人や先生や僧侶、特殊能力を持った先祖がいるかも知れません。