四柱推命占い クリエーション

四柱推命の教範をしている「四柱推命占い クリエーション」の中村 誠一と申します。鑑定例や占いの情報などをお伝えします。

偏印の研究

自分の月柱に偏印がきます。己をよく知ることが大事と思い偏印についてまとめてみました。
一般的な説明は以下のようになります。
「偏印」は日干(比肩)を生じ、日干とは陰陽を同じくする天干星(変通星)で、災難、孤独、病気、宗教、別離、損失、学問、芸術、芸能、取り越し苦労、迷い、研究、数理等の意味があります。同じ印星の偏印と印綬を比べると、印綬がメジャーなの対して偏印はマイナー、印綬が健康的なのに対して、偏印には病気という意味が付きます。また、印綬はどちらかといえば文系が多いのに対して偏印は技術・工学系が多いのが特長です。印綬は物事をオードドックスに見ますが、偏印はどこか斜め45度からみる、変わり者的な所があり、もっと言えば「天邪鬼(あまのじゃく)」となる事もあります。
吉凶は男性も女性も吉40パーセント、凶60パーセントと説明していることが多いですが、偏印は吉星の食神を壊し食神は女性の場合、子供を意味するので、偏印が中心星として持つ女性は子供が生まれないか、生まれたとしても女子だとか、子供のことで悩みが多いなどを考えると、女性のほうが凶面が多い気がします。
私の生い立ちを説明します。あまり名誉なことではないことも多い為、公表したことが有りませんでしたが、鑑定の足しになれば幸いです。私の祖父祖母に子供が無かったので、祖母の姉の女子を少し大きくなってから養女として迎えました。自我がだんだん出てきた年齢の時だったので、養父母に慣れず問題も多くあったかと思います。母が成人して父が婿養子に入った形です。
はっきり言って祖母と母は仲が悪かったです。幼い私にお互いの悪口を言います。受け止めれない年齢の時に陰口を聞くことが日常だった私は人間不信になり、人の言葉の裏を見るようになりました。真正面から人の言葉を受け入れず、斜め45度から物事を見るようになり、学校で教わる学問にも疑問を持ち、組織に入っても裏を見る癖がついてしまいました。
斜め45度から世の中を見ていたので、学生時代、共産主義に一時期はまりましたが、マルクス主義資本論や労働価値説にも疑問を感じ、理論的間違いを論破するのが生きがいの学生になっていました。宗教に誘われても組織の裏側を知ると嫌になりました。組織に所属すること自体が嫌になっていました。
このままでは社会生活に支障が出てくると思い、人ではなく学問に深入りしました。今の本業である家系調査、副業である四柱推命鑑定等は私の生きる道を教えてくれたと思い、それにまつわる出会いに感謝です。
偏印(に限らず偏が付く星、偏官、偏財なども)は、世間体とか社会での人の評価などには、あまり興味を持ちません。学問も試験のための勉強などはしたくありません。興味があれば一生懸命やるが、興味が無ければ必要な事であってもほとんどやりたくありません。世間体を重んじる印綬とは正反対です。なので、偏業(変わった職業)につく人が多いように感じます。また副業が得意なのも偏印の特徴でしょう。器用な人が多いです。二足のわらじというやつです。
偏印の人は斜めから物事を見るのに騙されるときはコロッと騙されます。情に弱いので情的に迫られるとコロッとなるのは、偏官や偏財などもそうです。宗教を信じている人や、占いなどに凝っている人は偏印の人が多い気がします。中には趣味にはまる人もいます。他から見れば何の価値もないものでも、本人からすれば宝物です。それが家族には理解されないことが多いです。
偏印は考えすぎることが多いです。考えすぎるとどうしてもマイナス思考や取りこし苦労をしがちです。頭の中で勝手に思考が暴走します。悪くなると鬱やノイローゼになるかも知れません。偏印が病気を意味するのも分かります。傷官と並び偏印の持つ行き過ぎに気を付ければよいと思います。思考の暴走を防ぐためには確りした人生観や世界観を持つことが必要です。まだまだ有りますが今日はこの辺で。