「心頭滅却すれば火も自ずから涼し」とは唐の時代の詩人杜荀鶴(とじゅんかく)の詩の一節で禅問答集の碧厳録(へきげんろく)にも引用されています。
多くの自己啓発セミナーではおなじみの言葉です。成功不成功は気の持ち方ということですが、さらに強調して「思いは全て現実化する」「自分の人生は自分の波動の通りになる」などと極端な表現を好んで使っています。「全て」という言葉を使いたがります。
たしかに何かを進めようとするときは、気の持ち方は大切ですし、全ては自分次第と思わなければ物事を強く推し進めることは出来ません。
しかし、四柱推命等の占術は陰陽五行から出ており、宇宙の全ては波動により運行していると捉えます。宇宙は回転運動で存在を保ち季節の春夏秋冬のように必ずまた戻ってきます。存在するものは栄枯盛衰をくり返し、私達の人生にも春夏秋冬のような時期があります。(そうですよね。これを否定できる人はいないと思います。)
誰にでも冬のようなきびしい時期もあるのです。真冬に「暑い」と言っても寒いのです。真夏に涼しいと思い込んでも、やはり真夏は暑いのです。気の持ち方で多少、違ってきますが、当然、限界があるのです。
それを認めたうえで、プラス思考、陽的思考、思いの現実化をしていくのです。