台湾の総統選挙は1月16日に投票が行われましたが、民進党の蔡英文氏が、大差をつけて国民党に圧勝し、台湾で初めて女性の総統が誕生することになりました。国民党の中国への急速な接近に待ったをかけ民進党が8年ぶりに政権を奪還しました。蔡英文氏は親日と聞きますが、尖閣諸島に対しては台湾の領土と主張しています。中国に対して距離を置く分だけ米日との関係を重視するのでしょうが、今後の動きが気になるところです。蔡英文氏はどんな人物なのでしょうか?(蔡 英文 ツァイ・インウェン、1956年8月31日生 は、中華民国の政治家。第12‐13代民主進歩党主席、元中華民国行政院副院長、現・民主進歩党主席、次期台湾総統。)
庚午の沐浴、女性にとって男性を表す偏官が二つ並んでいるので、この人の結婚や家庭のことが気になります。台湾の人なのでネット上の情報はあまりありませんが、未婚で飼い猫2匹と暮らしていると聞きます。庚午は結婚運の悪さがあり財星が無い為、家庭運は今ひとつですが、通常、偏官を持つ女性は男性との縁が多くなります。(庚は作食神でもあります。)未婚という事は官星を尅す傷官が時柱にあるのかも知れません。
官星が並ぶ命式を当流派では「官殺」といいます。性格は男性的で行動力、責任感、正義感が強く激情に走り安いところがあり、社会的問題など波乱含みの並びですが、ご本人は「内向、控えめ」であると言っています。これは1986年、世界貿易機関(WTO)の加盟交渉に加わった事で訓練され、公の場で感情を表に出さない癖は、この時に身に付いたと言われています。また、偏官はかつがれやすく政治家や運動家に多い星です。まさにぴったりの星です。
官星は思慮深い印星が出てきたときに運気が上昇しますが、2015年から大運に印綬が出ています。2016年節分までは2015年の運気が適応されるますので、大運が試練期の比肩から印綬に変わったとたんに当選ということになりました。(なんと他流派では大運比肩です。このへんが高木流安田派のすごいところです。)おまけに流年は正財になっていましたので、財官印三宝となり最高の運気となります。当選時は乙未 生財冠帯印綬です。日柱の庚と乙は干合し、午と未は(他流派では)支合します。冠帯は冠をかぶり栄誉を受け、印綬は周りからの引き立てを意味します。大運流年の丑と未は天乙貴人が出ており、用体も偏官で威勢があり、馬政権の不人気もあって大差をつけた当選となりました。