四柱推命用語に倒食があります。倒食とは物事が成らず、不運の星で凶事が起きやすいとされます。食神はとてもラッキーな星で恵まれることが多いのですが、この食神を壊す星が偏印です。逆に四柱本体に偏印を持っている人は行運に食神が出る時期が要注意です。四柱本体が倒食の人は不運の人が多く、時柱と倒食すると短命とも言われます。
出方は人によりけりですが、病気、胃腸障害、連鎖倒産、書類上の問題からトラブル発生、すれ違い、タイミングのズレ、子供が生まれにくい、子供に問題が生じやすい、運気が長続きしない、飽きっぽいなどろくなことはありません。
当流派では天徳(天徳合、天徳貴人)が有ると倒食解除と言われますが、実際の鑑定で判断してみると、必ずしも解除されているとは思えないことが起きていることもあります。倒食が解除されると思うより弱まると思ったほうが良いでしょう。
また、四柱本体に財星(正財や偏財)が有ると、また行運に財星が来ると倒食解除と言われます。しかしこれも、財星がそうとう旺相していないと力を発揮してくれません。それだけ倒食というものは厄介なものです。