四柱推命占い クリエーション

四柱推命の教範をしている「四柱推命占い クリエーション」の中村 誠一と申します。鑑定例や占いの情報などをお伝えします。

どうなる?トランプ氏

アメリカ大統領選に有力候補として、共和党候補ドナルド・トランプ氏と民主党候補ヒラリー・クリントン氏の名前があがっていますが、どちらが成っても一国主義ナショナリズム、白人主義の傾向は否めず、ここに来て中国等の脅威を考えると、誰か他に居ないのかと思ってしまいます。どうせトランプ氏の人気は一時的なものかと思ってましたが、いっこうに衰えを知らないということで、今日はトランプ氏を鑑定したいと思います。

日柱己未で内面には情熱と信念を持ち、自分の信じる道を頑固に着実に歩んで行きます。自尊心の強い人で、周囲から見るとやや偏屈なところもあります。家庭運は余り良くなく、初婚が破れやすい傾向があります。実際、トランプ氏は三度結婚しています。時柱は不明ですが、財星が無い為、他人に合わせたりするのも苦手で、女性や妻の気持ちがわかりにくいかも知れません。自星が土なので土地との縁も深く不動産王として知られています。比肩星が三つ半もあり地支変通星も比肩で根が強く張っています。歯に衣着せぬコメント、押しの強さがうかがえます。

月柱正官、年柱印綬で官印両全の命!知識や知性で社会に出て行く並びです。建禄が付く強い正官が一つだけなので濁りが無く、堅実で商売やビジネスにおいてもそうとうな力を発揮します。印綬は上品な知性の星なので正官と並ぶと、公務員や教師のような雰囲気になり硬くなってしまいます。(実際はそういう雰囲気ではありませんね)たしかに融通がきかない石頭的な雰囲気はありますが、不明の時上に一攫千金の野心を持つ劫財や、或いは商売の偏財等が有るのかも知れません。

大過する比肩星は、行運によっては財を尅すこともあります。1980年代後半には、当時経営不振に陥っていた大手航空会社・イースタン航空のニューヨーク・(ラガーディア空港)発のシャトル便路線網を買収、この時期の大運は劫財なので、思い切ったことをします。しかし比肩が大運に出る1990年代に不動産ブームが収束したことで、いくつかの子会社が経営破綻するなど苦境に陥っています。トランプ氏もスランプ氏でしたね。笑

しかし、財を産む傷官が大運に出る1990年代後半には好景気を背景にした不動産ブームの再来により奇跡的な復活を成し遂げ、再び「アメリカの不動産王」としての地位を取り戻しました。

大運食神、流年偏印で倒食になる2007年後半に起こったいわゆる「サブプライム問題」以降の不況を受け、社債の利子の支払い不能に陥るなど経営難に陥っていた「トランプ・プラザ」、「トランプ・マリーナ」、「トランプ・タージマハール」を経営するトランプ・エンターテイメント・リゾーツ社が、流年に比肩が出る2009年2月17日に連邦倒産法第11章の適用を申請した。

2010年から大運に寅が出て、四柱本体にある午、戌と火局するので、ずうっと印が大過します。オバマ大統領に対する発言問題や移民拒否発言、日本に対する安全保障上の不平等発言など荒れている感じもします。偏官冠帯羊刃が出る2015年に行動的になり大統領選に立候補しています。今年は印綬の沐浴なので、荒れる発言が続きそうです。大運の正財は死ではあるが、財官印揃ってるのでもしかすると・・・です。
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