桂 歌丸さん(1936年8月14日~2018年7月2日)が亡くなりました。最後の最後まで仕事に生き、落語家として人に喜びを与えることに投入しきった姿は尊敬します。私の目標になる人物のひとりだと思いました。
歌丸さんの生時は不明ですが、日柱戊辰で、偏印二並びの命式です。3歳で父を結核で亡くし、姑と折り合いが悪かった母が家を出たため、9歳から父方の祖母タネに育てられたと云いますから、まさに偏印らしい人生のスタートです。
四柱上に官星がありません。官星は男性にとって子供の星でもあるので、調べてみましたが、やはり男子はなく、女の子一人でした。でもお孫さんはおられるようです。
17歳から32歳までは比劫星、33歳から40歳まで大運食神により倒食の時期で苦労しますが、41歳を越えて傷官、49歳から財星、65歳以降は官星と徐々に運気は上昇し、落語芸術協会理事(1979年 - 1999年)、落語芸術協会副会長(1999年 - 2004年)、落語芸術協会5代目会長(2004年 - 2018年)、笑点5代目司会者(2006年 - 2016年)を務めました。
亡くなる前に時期はどうだったのでしょう?
数え81歳からは病気を意味する大運偏印、しかも帝旺羊刃でした。今年は比肩墓で入墓を暗示し、亡くなった時期の流月は「さようなら」「別れ」を意味する比肩に帝旺羊刃が付いていました。
みんなを幸せな気分にしてくれた歌丸さん、ありがとう!ご冥福を祈ります。